症例紹介Case

モルヌピラビルによる猫伝染性腹膜炎FIPドライタイプの治療 治療日記と治療費用について

川崎市多摩区のトレア動物病院です。今回はモルヌピラビルで治療を行ったFIPの猫ちゃんの症例報告をします。

初診で来院された5ヶ月の子猫ちゃん

各種検査にて猫伝染性腹膜炎FIPと診断されましたが、飼い主様が費用面で治療を行えないとのことでしたので、当院で引取って治療を開始しました。

あの白毛のアイドルホースの名前を頂き、ユキチャンと名付けました。真っ白もふもふの可愛い子猫です🐱

初日はふらつきがひどく、まともに歩くことができませんでした。モルヌピラビル 1日2回、シクロスポリン1日1回にて治療を開始しました。神経症状の出ているドライタイプのため通常よりも高用量にて使用しています。

治療開始1週間後には多少ふらつきながらも長時間歩けるようになりました😀

治療開始から3週間経った本日、、

なんと、ねこじゃらしで遊べるようになりました😀

FIPは治る時代になりました(T_T)

ちなみに当院における治療費ですが、モルヌピラビルの薬価代だけでいえば、約3kgの猫ちゃんで2週間あたり7500円から15000円くらいになります。安すぎると思いますか?でも、これが海外のモルヌピラビルのジェネリック医薬品を使用した場合の適正価格と思います。

中国製の違法薬品(mutianなど)を使用した100万円以上かかる猫伝染性腹膜炎FIP治療はもうすぐ終焉を迎えるでしょう。誰もが平等に適正価格で治療を受けられるようになってきています。

実際のところモルヌピラビルも中国製の医薬品も、抗コロナウイルスとしての作用機序に大差はありません。どちらもコロナウイルスの遺伝子であるRNAを複製するための酵素を阻害するRNAポリメラーゼ阻害薬に分類されます。優劣はありません。ただ、mutianなど中国製の薬品の方がデータがあるだけです。

FIPと診断され、高額な治療費がかかる治療を提案されて困っている方は是非当院までご相談ください

当院におけるFIP治療についてはこちら↓↓

https://torea-fip.hp.peraichi.com
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