腫瘍科Oncology

身体にしこり・できもの・お腹がはれてきた

愛犬や愛猫にこんな症状はありませんか?Question

このような症状が見られたら、
腫瘍科の病気の可能性があります。

  • 身体にしこり
  • できもの
  • お腹がはれてきた

こんな病気の
可能性があります
Sickness

犬の腫瘍科の
病気について

  • 皮膚組織球腫

    弱齢犬に多くみられ、1歳前後の犬の頭部に「ピンク色のできものができた」、と驚いて来院されるケースが多い良性の皮膚腫瘍です。
    診断は比較的容易で、しこりの中の細胞を針により採取し、それを顕微鏡で観察する「細胞診」という手法により診断することができます。
    この皮膚組織球腫は腫瘍でありながら、その大多数が8〜12週間のうちに自然退縮(消失)することが知られています。
    一部の犬においては自然退縮することなく、外科的切除が必要となることがありますが、切除後の予後は良好です。

  • リンパ腫

    体内に存在する「リンパ球」という白血球が腫瘍化することによっておこる「血液がん」の一種です。
    犬のリンパ腫の殆どは体表の複数のリンパ節が腫れる「多中心型リンパ腫」と呼ばれるものです。特に頸部のリンパ節が腫れることが多く、「首にしこりがある」や腫瘍が喉を圧迫して「呼吸が苦しそう」といった理由で来院されるケースが多くみられます。
    診断には病変部の細胞を採取する「細胞診」が有効で、リンパ腫と診断されるとステージ(進行度)の評価のために、血液検査やレントゲン、超音波検査などの画像検査を行います。治療には抗癌剤治療が有効で、抗癌剤治療を受けた犬のうち約半数が1年後も生存し、2割が2年後も生存するといわれています。

    抗癌剤には副作用がつきものですが、入院治療が必要になるほどの重度のものはおよそ1割以下となっています。ちなみに無治療で経過を観察した場合は、平均余命が1〜2ヶ月とされています。

猫の腫瘍科の
病気について

  • 乳がん

    猫に発生する腫瘍の中でも乳腺の腫瘍は非常に多く、その8〜9割が悪性の乳腺がんといわれています。猫の乳腺腫瘍は卵巣から分泌されるホルモンとの関連があり、その殆どが未避妊のメス猫に発生します。そのため、早期に避妊手術(卵巣を摘出)を受けることにより乳腺腫瘍の発生を防ぐことができます。
    具体的には生後6ヶ月以下で避妊手術を受けた場合はかなり(9割以上の)の予防効果があるとされています。猫の乳腺がんは発見時すでに肺やリンパ節転移を起こしていることが多く、術後の再発率も高く根治が非常に困難ながんです。

    再発を繰り返し、最終的には肺転移で苦しんで亡くなっていく猫ちゃんを私は何頭も見てきました。でもこのがんは早期に避妊手術を受けさせてあげることで防げるのです。大切な家族が苦しむことの無いよう、子猫を迎えられたら是非とも6ヶ月齢以内に避妊手術を受けさせてあげて下さい。

  • リンパ腫

    猫に発生する腫瘍の中では2番目に多い腫瘍です。犬と同様に体内に存在する「リンパ球」という白血球が腫瘍化することによって起こる「血液がん」の一種です。猫のリンパ腫の約半数は腸管に発生する「消化器型リンパ腫」で、慢性的な下痢・嘔吐や体重減少を理由に来院されるケースが多くみられます。診断には病変部の細胞を採取し、顕微鏡で観察する「細胞診」が有効ですが、消化器型リンパ腫に関してはその診断補助としてエコー検査が非常に重要な働きをします。診断後は犬と同様に全身の精査を行い、ステージ(病気の進行度)を決定します。

    治療には、補助的な病変部の切除を行うこともありますが、主に抗癌剤が用いられます。リンパ腫の猫の約6割が抗癌剤治療に反応するといわれ、治療を行った場合の平均余命は6〜9ヶ月、そして約2割の猫が1年を超えて生存すると報告されています。犬と同様に無治療の場合の平均余命は1〜2ヶ月程度となります。

当院の腫瘍科の治療特徴Feature

  1. 1

    専門的な知識

    全国でわずか337人(2018年現在)の獣医師のみが持つ獣医腫瘍科認定医II種の資格を保有しています。

  2. 2

    リンパ腫の豊富な治療経験

    勤務医時代を通じて数多くのリンパ腫の治療に携わりました。当院においても白血病ウイルスに罹りながらも2年近く生存した猫ちゃんを経験しています。

  3. 3

    必要に応じて2次診療施設
    をご紹介します

    放射線治療などより積極的治療を必要とする場合は大学病院などの2次診療施設をご紹介します。

腫瘍科の病気治療の流れFlow

  1. 1受付・問診

    どんな症状が?いつから?どのように進行してきたか?気になる症状の経過について注意深く問診を聴取致します。

  2. 2身体検査

    全身の身体検査の後、病変部を注意深く観察します。

  3. 3検査の実施

    思い込み、決め付けによる誤診を防ぐため、診断を確定するための検査を実施します。レントゲン検査やエコー検査など画像診断を用い病変の部位を特定し、「細胞診」や「生検」により診断を確定します。

  4. 4治療法のご提案・治療

    いかなる場合においても動物が感じているであろう苦痛を速やかに緩和できる治療法を第一にご提案します。即効性のあるもの=強い治療ではありませんが、治療には副作用などデメリットも伴います。治療に伴う飼い主様の不安を払拭できるように十分な説明をし、その上でご安心・ご納得頂ける治療を実施させて頂きます。

  5. 5お会計と次回予約

    診察が終わりましたら、受付にてお会計をします。準備が整いましたら順番にお呼びしますので、待合室でお待ちください。
    お会計の際、診察券をお返しします。
    お薬がある場合はこの時に説明させていただきます。
    また、次回予約が必要な場合は、次回の予約をお聞きします。

予約優先制について

患者様をお待たせすることが無いよう診療は、予約優先制です。事前(当日でも可)にご予約のうえご来院下さい。ご予約がなくても診療時間内であればいつでも診療させて頂きますが、ご予約の方に比べ待ち時間が長くなる可能性があります。

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